得する住宅ローン
金利優遇キャンペーンとはどんなもの?
金利優遇キャンペーンとは、金利の割引のことです。さまざまな金利優遇がありますが、目先の金利の低さだけにとらわれないように注意しましょう。
 
●金利優遇=金利の割引
民間の金融機関では、「住宅ローン優遇金利キャンペーン・・・店頭金利から0%優遇」などの金利優遇キャンペーンを行っていることがよくあります。金利優遇というのは金利の割引のことです。「店頭金利から0%優遇」の店頭金利とは、各金融機関が設定する基準となる金利で、そこから「0%割り引く」という意味です。低い金利で融資をしてくれるということになりますから、歓迎すべきことです。
ただ、銀行によって割引方法や割引率などが異なっているので、注意が必要です。よく確認し、有利なものを選びましょう。
割引方法は次のパターンに大きく分けられます。

①のパターンは当初の優遇が厚いパターンです。借入れ当初の期間の割引率が高く、その後の割引率は低くなるというものです。
②のパターンは全期間一律優遇のパターンです。全機関を通して一定率の割引率で、薄い割引率で長く割引を受けるというものです。

①と②どちらが有利かは、固定期間、返済期間、割引率、繰り上げ返済がどの程度できるか、などによって異なりますので、トータルに判断しなければなりません。
①のパターンは当初の金利が安くなりますが、目先の金利が低いことだけにとらわれないように注意しましょう。
 
●メリットはあるが注意点もある
ただし、融資手数料は金融機関により異なります。金利は固定金利ですが、融資金利は金融機関によって異なります。また適用される金利は、申込時の金利ではなく、資金受け取り時点の金利となりますので、注意が必要です。
フラット35の利用の条件等は年収の基準や融資対象となる住宅の要件、融資限度額が決められていますので、すべての希望通りに融資を受けられるとは限りません。
 
アドバイザーのワンポイントアドバイス
 
住宅ローンを組んだら保険に入るの?団体信用生命保険とはどんな保険?
団信とは、住宅ローンを組んだ人に死亡・高度障害状態といった不測の事態が生じた場合に、保険金がローンの残債の返済に充てられるしくみの保険です。
 
●「団信」は住宅ローンをカバーする保険
住宅ローンを組んでいる人に、返済の途中で万一のことがあったら、残された遺族はとても困ることになります。住宅ローンの返済は長期にわたることが通常ですから、その期間に何が起こるかわかりません。そこで、そのような場合に備えて、団体信用生命保険に加入する必要があります。
団体信用生命保険(「団信」と略して呼ばれることが多い)とは、返済期間中、住宅ローンを組んだ人に死亡・高度障害状態といった不測の事態が生じた場合に、保険金がローンの残債の返済に充てられるしくみの0保険です。
民間の金融機関のローンの場合には、ほとんどの場合が団信の加入が融資条件となっています。また、加入が任意であっても、ローン契約時には必ず加入するようにしましょう。
 
●「団信」はお得!
団信ではなく、ほかの生命保険によって住宅ローンの残債をカバーすることは可能ではありますが、住宅ローン以外にも遺族に必要なお金はいろいろとあります。そして、団信の保険料(特約料)は、ほかの生命保険商品に比べ、比較的安いのが特長です。住宅ローンの残高が減ってくれば、保険料もその分安くなっていきます。
ですから、不測の事態に備えて住宅ローン残債を生命保険でカバーするよりも、団信でカバーしておくほうがお得といえるでしょう。 
団体信用生命保険のポイント
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